過去を振り返るカテゴリも用意したので、せっかくなので書き殴るとしよう。
「はじめに」で書いたように、娘が産まれてから1年と少し、父親目線のアウトプットをできていない。
そのための「過去」カテゴリである。
これは私自身のための記憶の記録である。
2023/07/25、私は自宅で安産祈願のお守りを握りしめていた。
予定日は越えていたので私自身も育休に入っている。
嫁さんから激痛の時間に耐えている事だけが私に送られてくる。
嫁さんは里帰り出産をしていた。
あの頃はコロナが落ち着いたとはいえまだ地方は受け入れ体制が整っておらず、出産前に病院に入るためには2週間前にはいかなければならない状況なので、そんな休みはとれるわけもなく、出産したらすぐに向かう予定だった。
「私は絶対難産にはならない、たぶんすぐ産むよ」なんて言ってた嫁さんの言葉とは裏腹に、30時間越えの超難産。
分娩室に入ってからも数時間経ち、祈るしかできない自分の脳裏には最悪の状況が何度も浮かんでしまっていた。
いてもたってもいられず、夜中に5度神社に足を運んだ。
お賽銭も奮発した。金で解決できるならいくらでも払ってやる。
何もできない時間がとにかく苦痛だった。
でも嫁さんはもっとつらい時間を過ごしている。
あの精神的に強い嫁さんが「もう死にたい」なんて送ってくる。
横で「飯よこせ」とニャーニャー鳴いてる猫にも構えず、ずっと祈るしかできない時間はもう二度と忘れないだろう。
もう我慢できずに嫁さんのお母さんに連絡し、現状を知りたく病院に電話してもらった。
その2分後、嫁さんから1枚の写真が送られてきた。
その場で泣き崩れたのは言うまでもない。
この瞬間だけは嬉しいよりも安心が心を占めてました。
そして出産ということの凄さを心から実感しました。
その後、もちろん近所の神社にはお礼を伝えに行きました。
これから出産を迎えるお父さんへ
- 男性側は思ったより対してできることない
- 可能であればとにかく一緒にいてその辛さを共感してください
- 妊娠中は当然のように気を使うが、過剰に気を使いすぎるのもよくない(らしい)
まぁ当たり前ですが、できることは全部やりましょう。
しっかり二人でコミュニケーションとって共感しましょう。
第二子の出産は絶対に立ち会うし、絶対に無痛分娩にさせる。
嫁さん、本当にありがとう、お疲れ様でした。