リモートワークで1日中PC画面と向き合っている生活が続いて数年。最近、夕方になると目がショボショボして、夜は乾燥で痛くなることが増えてきた。
そんな時にドラッグストアで見かけた使い捨てホットアイマスク「めぐりズム」。気になっていたので試しに購入してみることにした。
1ヶ月間実際に使ってみた効果とコスパ、使い勝手を正直にレビューしてみる。
なぜ使い捨てホットアイマスクを選んだのか
PC作業による目の疲労の深刻さ
毎日8時間以上のPC作業をしていると、確実に目にダメージが蓄積される。最近特に困っていた症状がこれ:
- 午後になると目がかすんでくる
- まばたきの回数が減って目が乾燥する
- 目の奥が重くてだるい
- 首や肩のこりも悪化
- 夜なかなか眠りにつけない
目薬も試したが、その場しのぎの効果しかない。もっと根本的に目の疲れをケアできる方法はないかと探していた時に、ホットアイマスクの存在を知った。
使い捨てタイプを選んだ理由
ホットアイマスクには色々なタイプがあるが、使い捨てを選んだ理由は以下の通り:
- 準備が不要:袋から出すだけですぐ使える
- 衛生的:毎回新品で清潔
- 持ち運び可能:外出先でも使える
- 故障の心配なし:シンプルで確実
とりあえず手軽に試してみたいという気持ちもあって、使い捨てからスタートすることにした。
購入した使い捨てホットアイマスクの詳細
選んだ商品:めぐりズム 蒸気でホットアイマスク
価格:12枚入り約1,200円(1枚約100円) 持続時間:約20分 温度:約40℃ 香り:無香料タイプを選択 発熱方式:鉄粉の酸化熱を利用
ドラッグストアで最もメジャーな商品ということで、めぐりズムを選択。香り付きもあったが、まずは無香料で効果を確かめることにした。
商品の仕組み
袋から取り出すと空気に触れて鉄粉が酸化し、その際に発生する熱で温かくなる仕組み。化学反応を利用した発熱なので、電池も電子レンジも不要だ。
耳にかけるゴムが付いていて、装着も簡単。重量も軽く、装着感も良好だ。
1ヶ月使用した効果を正直レビュー
即効性:★★★★★(5/5)
袋から取り出して耳にかけるだけで、約1分後には温かくなり始める。3-5分でちょうど良い温度になり、目の周りがじんわり温まる感覚が気持ち良い。
20分使用後は目の疲れが明らかに軽減される。特に「目が重い」という感覚がスッキリと解消されるのは感動的だった。
継続効果:★★★☆☆(3/5)
1ヶ月間、週3-4回のペースで使用した結果、ある程度の効果は感じている。ただし、根本的な改善というよりは「その時の疲れを取る」という感じだ。
毎日使えば継続効果も高まりそうだが、コスト面を考えると躊躇してしまう。
リラックス効果:★★★★☆(4/5)
温熱効果だけでなく、リラックス効果も高い。目を覆われることで強制的にデジタルデトックス状態になり、20分間は完全に休息モードに入れる。
就寝前に使うと寝つきが良くなるのも実感できた。
コスト面での現実的な課題
1枚100円のランニングコスト
毎日使用した場合:年間36,500円 週3回使用した場合:年間15,600円 月10回使用した場合:年間12,000円
正直なところ、毎日使うには高すぎる。週3回でも年間15,600円はなかなか痛い出費だ。
他の方法との比較
目薬(高級品):年間約3,000円 電子レンジ式ホットアイマスク:初期費用約3,000円 めぐりズム(週3回):年間約15,600円
コスパだけを考えると、決して安くはない。ただし、手軽さと確実性は他の方法より上だ。
コスト削減の工夫
毎日は使わず、「特に疲れた日」「大事な会議前」「リラックスしたい夜」など、ここぞという時に使うことでコストを抑えている。
また、まとめ買いで単価を下げたり、セール時に購入するなどの工夫も必要だ。
使いやすさは文句なし
準備の手軽さ:★★★★★(5/5)
袋から取り出して耳にかけるだけ。これ以上簡単な準備はない。思い立ったその瞬間から使える手軽さは最高だ。
仕事の合間にサッと使えるのは、忙しい在宅ワーカーには本当にありがたい。
装着感:★★★★☆(4/5)
軽量で装着感も良好。耳にかけるゴムも痛くなく、20分間装着していても不快感はない。
ただし、横向きで寝ながら使うとズレやすいのが少し難点だ。
持ち運び:★★★★★(5/5)
個包装で軽いため、持ち運びには最適。オフィス出勤の日やカフェで作業する時にも持参できる。
外出先でも疲れ目ケアができるのは、使い捨てならではの大きなメリットだ。
意外な発見と活用シーン
集中力リセット効果
PC作業の合間に使うと、目の疲れだけでなく脳の疲れもリセットされる感覚がある。20分間の強制休憩で、午後の集中力が回復する。
ストレス解消効果
温熱効果とデジタルデトックス効果で、ストレス解消にも効果的だった。特に締切前などの忙しい時期には、精神的なリラックス効果を強く感じる。
睡眠の質向上
就寝前に使うと、リラックス効果で寝つきが良くなった。スマホを見る時間も自然と減り、睡眠の質が向上したように感じる。
実際の使用パターン
平日の活用法
昼休み:午前中のPC作業の疲れをリセット 夕方:1日の疲れが溜まった時の特効薬 就寝前:リラックスタイムとして
週末の活用法
長時間作業後:集中して作業した後のご褒美 映画鑑賞時:リラックスしながら楽しむ 読書タイム:目を休めながら心も休める
特別な日の活用法
大事な会議前:目をスッキリさせて集中力アップ デート前:目の疲れを取って印象アップ ストレス感じた日:心身のリセット
デメリットと注意点
ランニングコストの高さ
やはり1枚100円は高い。毎日使うには家計に響く金額だ。「贅沢品」として位置づけて、計画的に使用する必要がある。
ゴミの発生
使い捨てなので当然ゴミが出る。環境面を考えると少し気になるところだ。
温度調節不可
温度は固定で調節できない。人によっては熱すぎたり、ぬるすぎたりする可能性がある。
持続時間の短さ
20分で効果が切れるため、長時間のリラックスには向かない。もう少し長時間持続してほしいというのが本音だ。
他の疲れ目対策との組み合わせ
ブルーライトカットメガネとの併用
予防(ブルーライトカット)と治療(ホットアイマスク)を組み合わせることで、相乗効果を感じている。
モニター環境の改善
ホットアイマスクで回復しつつ、モニターの明るさや位置も見直した。根本的な疲れの原因を減らす努力も重要だ。
定期的な休憩習慣
1時間に1回は画面から目を離し、特に疲れた時はホットアイマスクでしっかりケア。メリハリのある疲労回復サイクルができた。
香り付きタイプも試してみた
ラベンダーの香り
後日、ラベンダーの香り付きも試してみた。アロマ効果でさらにリラックス効果が高まった感じがする。
香りの好みは分かれるところだが、リラックス重視なら香り付きもおすすめだ。
無香料との使い分け
仕事中:無香料(周りに迷惑をかけない) プライベート:香り付き(よりリラックス効果を求める)
用途に応じて使い分けると良いだろう。
まとめ:コスパは微妙だが効果は確実
1ヶ月使ってみた結論として、効果は確実にあるが、コスパは微妙というのが正直な感想だ。
おすすめする人
- とにかく手軽に疲れ目ケアを始めたい人
- 外出先でも使いたい人
- 衛生面を重視する人
- たまの贅沢として使いたい人
おすすめしない人
- 毎日使いたい人(コスト的に厳しい)
- 環境面を重視する人
- 長時間の効果を求める人
個人的には、「特別な日のご褒美」として位置づけて、月10回程度の使用が現実的だと思う。
毎日PC作業で目が疲れている人は、まず一度試してみる価値はある。その効果を実感してから、継続するかどうか、他の方法に切り替えるかどうかを決めれば良いだろう。
使い捨てホットアイマスクは、確実に効果があるアイテムだ。ただし、お財布と相談しながら上手に活用することが大切だろう。